お犬様が苦手なお話
今日の仕事中、ワンちゃんに手(特に指のあいだ)を舐められるシーンがありました。
大変くすぐったかったですが、何とか笑いをこらえて真面目に仕事に取り組めた自分を褒めてあげたいです(ぼっちは自己研鑽と自画自賛が得意技)
しかしよくよく考えてみると犬と戯れたのは今日が人生で初の経験だったのではないかと思います。
それはなぜか。確かに実家はペットは飼っていませんでした(祖母が大の動物嫌い)けれど周りの家に飼っている家庭がありました。
実は周りのある一軒の犬が、私が犬から遠ざかる原因になったのではないかと回想します。
私の家の裏に渋谷さん(仮名)という家がありました。花屋ではありません。
その家は一匹の犬を飼っておりました。
パグです。(名前は忘れる。ハナコじゃないことは確かなのでハナコ(仮)とする)
大人になった今でこそ多少愛嬌のある顔だちやブサカワという表現を受け入れることも出来ますが、小学生の頃は周りや飼い主の人がそのパグという犬を可愛がるのが到底理解できませんでした。
本当に可愛いか?へちゃむくれじゃないのか?と(パグオーナー様並びに愛犬家の皆さま本当に申し訳ありません)内心いつも感じておりました。
渋谷さん(仮)の家には訪れる機会が何度かありました。回覧板を届けるときや渋谷さんちの同い年の女の子に会いに行くためにです。(交換日記とかやってた)
女の子の名前は凛じゃないことは確かですのであしからず。
しかし渋谷さん家(仮)に行くたびに、玄関前にハナコ(仮)が繋がれているのです。避けようにもリードが長く、避けては通れない関門でした。
もし勇気を振り絞って突っ込もうものなら、ハナコ(仮)は番犬としての役割を全うするためかただ遊んでほしいのか分かりませんが自分めがけて突進してきます。
体は大きくないですが、自分にとって格好良くないと思っている生き物が襲い掛かってくることに、まだ幼い自分は軽くトラウマを植え付けられたのです。
なので、渋谷さん家(仮)に用事があるときはハナコ(仮)が届かないところから家の人や凛ちゃん(仮)を呼んで対応してもらっていました。
こう書くと自分でもかなりのヘタレだと思いますが、その後も他の友達の家の犬にはいつも距離を置いて接していました。
ですが、10年以上経った今その幼き日に刻まれたトラウマはもう風化していました。
もし今後どこかでパグに会ったなら、思いっきり撫でてあげたいです。
おまけ話
渋谷さん(仮)のところの凛ちゃん(仮)が再来月に結婚するそうだと実家の祖母から世間話で聞きました。
トラウマほどではないにしろ、ほんの少し心がささくれる程度のダメージを負ったことをここに記しておきます。