「劇場版 響け♪ユーフォニアム」見てきたので素人感想
先週の4月23日(土)は映画館に早朝から行く用事があったので、折角だから
「劇場版 響け♪ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~」
初回上映をサンシャインシネマ池袋で見てきました!!
初回は満員、第1週目にもらえる色紙も当然ですがもらえました。
第2週目(4月30日)は1年生組のミニクリアファイル、第3週目(5月7日)は2年生、第4週目(5月14日)は3年生がそれぞれ貰えるそうなので、欲しい人はそれぞれ早めに映画館へGo!!
(各週1種類だけ用意するのを良心的に感じてしまうのは大分特典商法に毒されてる)
さて、感想ですが前回の映画感想「ちはやふる 上の句」
と違いまだまだ上映が予定されている本作なので、
ある程度のネタバレ注意を掲げさせて頂きます。ご了承ください。
とはいっても今回の劇場版は
・2015年4月から放送されたアニメ版を編集
・音声はすべて新規録りなおし
・追加シーン数か所
なのでアニメ版を見た人にとっては「あーあそこね」ってなる程度ですけども
それでは感想
私のお気に入りの子はこの子、高坂麗奈です。
好きなのはトランペット、顧問、特別、主人公の久美子なストイックな性格の彼女です。
彼女に注目すると、劇中大きな見どころは2つ。
1つ目は主人公の久美子と祭りの中大吉山に登って、一緒に楽器を演奏するシーンです。
テレビシリーズではこのシーンに至るまで何度か会話を重ねた二人でしたが、劇場版では初めて距離を縮めたように編集・工夫されています。
麗奈は久美子に自分がトランペットを続ける理由、その理由の根源となる強く「特別な」思い、そして久美子に抱いていた感情を全て打ち明けて劇中初めて笑顔を見せます。
普段澄ました態度で周りと距離を取ることを全く苦にしない麗奈が、久美子を連れて「みんながお祭りに興じている中、たった二人で楽器を演奏する」という少しひねくれた子供っぽい態度と、それを堂々とこなす彼女の心の強さの二面性がみれて、大きな魅力に繋がっています。
蛇足ですが、まああの衣装で暗い山道登ってなにも起きないとか、京都はえらく平和なんだなあとも思ったわけであります。
主人公の黄前久美子です。
2つ目はトランペットのソロオーディションから再オーディションまでの場面です。
ここで重要な人物は、同じくトランペット3年の 中世古香織 先輩と香織先輩を慕うトランペット2年 吉川優子 先輩です。
麗奈は大会で披露する曲中の「トランペットのソロパート」を一度は香織先輩に勝ち、手にしますがその後再オーディションを挑まれます。
コンサートホールでの再オーディションのシーンはテレビ版でもかなり胸を打つシーンでしたが、劇場版でもしっかりと尺を取って構成されていて安心しました。
特別を目指したった一人で技術を磨いてきた麗奈と、3年という立場上皆をまとめながらトランペットへの思いを積み重ねてきた香織先輩。
2人は本当に正反対で、唯一共通するのが演奏に懸ける思いだけでした。
特に香織先輩は年功序列に苦しみながらコツコツ技術を磨いてきた過去があります。
なので、麗奈のソロを先輩だからと否定することは自らの苦い経験を押し付けること。なので2人は技術の真っ向勝負で再オーディションに挑みました。
しかし、上手さというものは聞く人には分かる。今回は劇場版の音響も相まって観客の自分でさえ二人の差が如実に感じ取れました。
2人の演奏後、どちらが上手いか決を採るときにたった一人立ち上がった優子先輩と、差を悟り麗奈にソロを譲った香織先輩のシーンは屈指の名シーンだと思います。
そして、物語後半はアニメ版ではカットされた大会での演奏シーンがフルで流れます!
一人一人の表情、何よりソロパートを吹く麗奈と少しだけ映る香織先輩のカットはグッときます!グッとです!!
最後に、劇場版を見るときは是非是非音響がいい映画館に足を運ぶことをお勧めします。エンディングの「DREAM SOLISTER(Movie ver.)」も圧巻でした。
それでは2期まで待機しますノシ