金曜からカレーを食べてみよう

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なぜ便器の座る部分は上がっていたのか

今日職場のトイレを利用するときに少しおかしな出来事があった。

 

それは、便器の座る部分が上がっていたのである。

 

コンビニや居酒屋など、大便器が一つしかない環境ならこれはごく当たり前の光景だが、職場の男子便所は小便器が3台、大便器が2台のポーカーでいうフルハウス状態である。

 

従って、この便器の座る部分が上がっている光景に私はひどく違和感を覚えた。

 

ではなぜ、このような現象が起きたのかいくつか考えてみたいと思う。


①小便器が満員だった。

もし3つの小便器が満員かつ尿意がどうしても収まらない場合、大便器に突入した可能性がある。また男性諸兄なら分かると思うが、大便器で小用を足すときは座るのではなく座る部分を上げて対応することが多い。

ただ、私の勤める職場の人口で小便器が満員になる可能性は極めて低いと思われる。

従って①の可能性は低い。


②大便器の座る部分に座るのが躊躇われた。

潔癖な人間は少なからず存在する。彼はきっと他人の肌が接地した座る部分に自分の肌を着けるのが我慢ならなかったのだろう。

普段なら自前のウェットティッシュを利用していたが切らしており、トイレットペーパーを用いた即席便座カバーも信用出来なかったのだろう。

そうして生まれた苦肉の策が「空気イスの姿勢から落下の衝撃を少しでもマシにするために座る部分を上げておく」だったのではないか。


しかしいい年をした大人がこんな無謀な挑戦をするとは考えにくい。よって②も可能性は低い。


③小便器を利用しない何らかの理由があった。

http://www.sankei.com/smp/premium/news/150307/prm1503070024-s.html

この記事を読む限り、小便器を用いた立位での排尿(通称立ちション)をしない男性が増加しているらしい。ただ小用を足すためだけに大便器に座ることは、プライドが許さなかったのかあるいは密室空間ならば立ちションが気兼ねなく出来ると思ったのか。

なので彼は便器の座る部分を上げたのではないか。

この③の考えが三つの中で最も現実的であると考える。


他にも「大便器で用を足した後座る部分上げるのがポリシー説」や「清掃の人が下ろし忘れた説」も考えられるが、今回は現実的な面から③で決着がついた。


トイレになぞらえるが、非常にスッキリ出来た。