「ちはやふる 下の句」見たので素人感想
映画ファーストデイだったし続きも気になるので、前編の「ちはやふる 上の句」に引き続き後編「ちはやふる 下の句」を見に行ってきましたーっ!
上の句の感想はこちらをご覧ください
※まだ前編の「ちはやふる 上の句」も絶賛上映中(2016年5月2日現在)ですので、お時間あれば一気見もおススメです。
相も変わらずカップル多めでした。他にも友達同士とか、隣の席から中国語も聞こえたのでなかなか万人に受ける作品のようで見てるこちらも安心できます。
前回と同じく人物ごとの感想です。
・ちはやちゃん(綾瀬千早)
突っ走る人その1。果たして彼女の「カルタをやる意味」とは何なのか。
肉まん君の評した黙ってれば美少女はその通りじゃないかと思います。でも大雨の中傘も差さずずぶ濡れになって黙っているのは決して美少女のすることではないはず。
個人戦とりわけクイーンとの対戦を通じてまた一回り成長した感じがします。
・太一くん
突っ走る人その2。彼のカルタは「誰のため」のカルタなのか。A級昇格という分かりやすい目標に初めは逃げて、そして後半は突き進みます。
カルタをやっていて一番楽しかった時は幼少期チームちはやふるの頃を思い出すのも良いですが、個人的には瑞沢かるた部の事を思っても良いんじゃないのとは私の感想です。
・かなちゃん、肉まん君、机くん
前編よりちょっと出番は減りましたが、めいめい突っ走る部長(太一)とエース(千早)に振り回されることもなく頼られる存在になろうと力をつけて活躍するホントにカッコいい&可愛い仲間です。
映画で一番笑ったシーンは肉まん君と大津市観光キャラクター「おおつ光ル」君との物悲しいツーショットでしたね(笑)
「ミンチにされたっ」
・新君
立ち止まる人。カルタをする理由であった祖父の死を受けて、カルタをする意味を見失いカルタから離れてしまいます。
全国大会終了後、前編の最後に太一くんから投げかけられた言葉にきっちり「返歌」をしたシーンはなかなか格好良かったです。
一人の女性に恋する二人の男の和歌がこれで完成した感じがしました。
どことなくほのぼのとしているのは彼自身の人柄なのか、福井の土地柄のなせる業なのか。カルタの戦法にも土地柄が関係してるのか気になる。
・若宮さん
ただ一人歩き続ける人。時々新君の方を向くのが可愛い。
後編から登場した現クイーンです。
なんで孤独にカルタを続けてるのかとか、仲間って存在を嫌悪してるのかとか、強さの秘密は、とか色々聞きたいこと(多分原作読めばわかるはず)ありますが。
なんで独特なファッションセンスをしてるんですか?
っていうのを一番聞きたいです。きっつい京言葉で罵倒されそうですけれど。
ちはやちゃんや太一くんが敵陣でもバンバン突っ込んでいく攻めがるたなのに対し、自陣の札を静かに正確に捕捉していく守りがるただったのも対照的でした。
ぼっち拗らせていても強ければ、美しければ、孤高として怖れられる存在になれるという全てのぼっちに勇気を与えてくれる存在です。
・須藤さん
須藤のSはド親切のSでした。
劇中自分が一番ガッツポーズした瞬間は、全国大会個人戦に須藤さんが現れてくれた瞬間です。
・ヒョロさん
須藤さんと千早ちゃんの方をチラチラ心配そうに見てるヒョロさんマジヒョロさん。
「須藤さん、マズいっすよ・・・。」て言いながらファイルもってくるヒョロさんマジヒョロさん。
前回に引き続き人物ごとの感想になりましたが、ストーリーから見ても小倉百人一首の歌になぞらえて心情が移り変わっていったり、なにより試合シーンは見ていて熱くそして温かくなれました。
「ちはやふる 上の句」「ちはやふる 下の句」両方楽しめる映画です。今ならどちらも映画館で楽しめるので、GW連休中にお時間あればぜひ!
追記:「響け♪ユーフォニアム」を見た後だったので吹奏楽部のことは悪く思えなかったです。瑞沢高校かるた部、吹奏楽部両方頑張れ!!