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金曜からカレーを食べてみよう

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書店に行けばおなかを下す【現象名:青木まりこ現象】(前編)

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昨日珍しい名前の現象を紹介したから、今週はその流れで行きませう。

 

皆さん、書店にいると急にお腹が痛くなってトイレに駆け込んだ経験はありませんか?

私はしょっちゅうあります。池袋のジュンク堂秋葉原書泉ブックタワーで何度か急な便意に襲われて、冷や汗をかきながら男子便所(だいたい自分のいる階には存在しない悲劇)を探し求めます。

honto.jp

www.shosen.co.jp

 

実はこのくだらなくも恐ろしい現象には名前があるそうです。

その名も「青木まりこ現象

どこかの心理学者や精神学者がこんな現象に仰々しく自分の名前を冠したのかと不審に思ってしまいすが、そうではありません。

 

<由来>

この名前の由来は青木まりこさんという女性が、雑誌にこの悩みを投稿したところ大きな反響を得るに至り、特集記事を経て、様々な議論が交わされる中で投稿者の女性の名前が命名されるに至ったそうです。

 

<症状>

・タイミング

便意を催すタイミングは色々あるようで、「書店に入った瞬間」「本を探している時」「特にあてもなく店内をぶらついている時」「立ち読みしている時」など人によって様々だそうです。

自分は本を探している時が一番多いでしょうか。本を探す視点が、いつの間にか便所を探す形相に変わってしまいます。

 

・種類

単なる便意だけでなく尿意、腹痛や下痢を訴えるケースもあるようです。また痛みにしても大小さまざまで、もしかしたら失禁してしまうような恐ろしい場合も考えうるのだとか。

流石に漏らしたことはありませんが、個室の鍵が閉まっていた時は最大級の負の感情がこの身を駆け巡ります。

またトイレの個室が壊れたまま修理されていないブック○フ町田中央通り店(本・ソフト館)はいつか大きな悲劇を呼ぶでしょう。

 

<原因>

多くの心理学者や社会学者、生理学者、書籍関係者から様々な説が提唱されていますが、これらの仮説は大きく分けると「物理的原因説」と「心理的原因説」に分けることが出来そうです。

<物理的原因説>

①匂い刺激説

本(紙やインク)の持つ独特のにおいが刺激となって便意を誘うという説。確かに考えられそうですが、匂いが直接便意を引き起こしているかというと眉唾物です。第一、書店員や印刷業者のお腹とお尻が大変なことになっているはずですし。

更には陰謀論まで唱えられる始末。

 

②自律神経異常反応説

A条件反射による排便

本を読んでいるとトイレに行きたくなる感覚の持ち主がいるそうです。

またいつもトイレで本を読む人もいます。例えばズッコケ3人組のハカセのように。(書便派と呼ばれている)

f:id:makige39:20160524164633g:plain(書便派の一例)

つまりいつも本を読んでいる環境とトイレという空間に強い結びつきを有している場合になります。

確かに「本=トイレ=排泄」という図式が確立されている「書便派」ならばこの青木まりこ現象の犠牲者になるでしょうが、本屋以外の環境でも(コンビニや電車の中)本を読んだだけでトイレに行きたくなる何とも悲劇的なパブロフの犬ですから一概にこの条件反射に原因を求めるのではなく、あくまで一つの要素に留めておくべきであると考えます。

 

B過敏反応説

ある種のストレスを与えられた場合(本を読んだ?)、特殊な状況下(この場合「本屋」)では、通常交感神経が優位に働いて便秘現象が引き起こされるところ逆に腹が緩くなる可能性があると指摘されています。

ですが、果たして「青木まりこ現象」でこの過敏反応が引き起こされているかというと定かではないとされています。

 

C思い込み説

「本屋に行くとトイレに行きたくなるんだって」と聞いてしまうと、本当にそうであると思い込んだ結果、現実にトイレに行きたくなってまうという説です。

この説は割と的を射ていると思います。プラシーボ効果もあるといいますし、もしかしたらたった一度の偶然の「青木まりこ現象」も本人がその経験を強く印象に残っていたら次もあると考えてしまうかもしれません。

 

<精神的原因説>

①緊張感や焦燥感による説

文筆家や出版関係者の方がこれを唱えています。自分の知らない知識や情報の集合に圧倒されて緊張してしまうそうです。

なまじ文字に多く触れているだけにそういった感性が発達しているからかもしれません。

 

②不安障害説

本屋に来たうえで「もしもトイレが無かったらどうしよう」という不安(予期不安)が強迫観念的に働いて便意を催させるという説です。

確かに本屋のトイレは少ないです。2,3階毎に一つしかない場合がほとんどですから。トイレ出来ないと強く身体に言い聞かせる程身体はトイレに行きたくなるって、ツンデレでしょうか。だとしたらツンの部分がリスク大きすぎません?

 

③リラックス説

Aの緊張感や焦燥感と真逆で、本屋に行くとリラックスしてしまい、お腹が緩んで催してしまうという説です。

「本屋→リラックス→排泄」の図式です。

「排泄→リラックス」は体感しているけれどその逆は果たして成立するのか。お風呂で排泄してしまうような人にとっては当たり前なのでしょうか?

しかし「本を読む→眠くなる(リラックス)」という経験はしているので、もしかしたらこの説を信用するにはあともう一歩かもしれません。

 

想像以上にこの「青木まりこ現象」の文章が長くなってしまったので、残りの説(視線・姿勢説、幸福否定説)は後編に続きます!