慣れ親しんだ「童謡」その歌はどこで産まれた?
最近の休日はブログのネタ集めに外出する日々を送っています。
昨日の日曜日は、わざわざ今住んでいる場所から前に住んでいた新宿の下落合まで参議院選挙の投票に行ってきました。
どうも引っ越しして住所を移した日が遅すぎて、今住んでいる住所で投票出来なかったみたいです。
Q4(質問) 新宿区から他区市町村に引越した場合は投票できますか?
A4(答え)
新住所地の選挙人名簿に登録された方(平成28年3月21日までに転入の届け出をした方)は、新住所地で投票してください。
新住所地の選挙人名簿に登録されない方(平成28年3月22日以降に転入の届け出をした方)のうち、新宿区の選挙人名簿に登録がある方は、新宿区で投票できます。(新宿区公式サイトより)
期日前投票とか郵送による投票の事をすっかり忘れていたお茶目な私です。
投票を済ませ、新宿駅をぶらぶら歩いているとどこからかとてつもない歌声が聞こえてきました。
新宿のストリートミュージシャンはオペラの歌い方までマスターしているのかと一瞬唖然としましたが、そうではありません。
新宿駅西口出口・小田急出口のところの株式会社小田急トラベルで、こんな催し物が開かれていました。
【小田急トラベル創立40周年、箱根ガラスの森美術館開館20周年 特別記念コラボレーションイベント】
「箱根ガラスの森美術館が贈る カンツォーネコンサート」
詳細:http://www.odakyu-travel.co.jp/departure/img/news_20160617.pdf
ゴンドラを漕ぎながら優雅に歌うのが最高に格好いいシチュエーションですね。
その中で歌われた「フニクリ・フニクラ」という曲、歌詞は知らずともメロディはなぜかはっきりと分かります。
(そして無性に「ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!」と叫びたくなります)
なぜなら、この「フニクリ・フニクラ」という曲は日本では「鬼のパンツ」という曲名で親しまれているからです。
日本ではひたすら鬼のパンツの耐久性と利便性を歌っていますが、原曲「フニクリ・フニクラ」では、世界最古のCMソングとしてCM元の登山鉄道とヴェスヴィオ山を踏まえて男性の熱い告白とプロポーズを高らかに歌い上げています。
このように、日本で愛され続ける「童謡」は必ずしも日本で作曲されたものばかりではありません。
まず初めに紹介するのは「螢の光」
日本では、合唱曲としてあるいは閉店のBGMとして広く親しまれています。
じっくり気持ちを込めて歌うと、なかなか切ない歌です。
この曲も原曲が存在します。
「オールド・ラング・サイン」というスコットランド民謡です。
日本の「螢の光」とスコットランドそして欧米で広く親しまれている「オールド・ラング・サイン」の最も大きな違いは
歌われる時期でしょうか。
「螢の光」は別れの場面、それは閉店であったり卒業式であったり、年末であったり。
そのような場面で歌われることの多い曲です。
しかし、「オールド・ラング・サイン」はむしろ新年や披露宴、誕生日などたいへんおめでたい場面で歌われます。
歌うときには少し注意したいですね。
次は「ぶんぶんぶん」
ミツバチの可愛らしさを表した歌です。
こちらの原曲は「SUMM SUMM SUMM」。ドイツ民謡もしくはチェコ・ボヘミア地方の民謡です。
マツダのCMみたいな曲名ですが(あれはZOOMZOOMZOOM)、こちらはドイツ語版の蜂の羽音を表す擬音語です。
歌詞は日本とそう大差なく、ミツバチが蜜を集める様子を親しげに歌っています。
日本でもドイツ・ボヘミアでも、歌詞の大意が変わらなかったのは同じミツバチを愛でる気持ちを持っていたという事です。
なんだか少し嬉しいですね。
最後は「いっしゅうかん(一週間)」
色々とツッコミどころのある、とある女性の「一週間」を歌った曲です。
こちらの原曲は「НЕДЕЛЬКА(ニジェーリカ、読めねえっ!)」
同じく女性の一週間の行動を歌ったものですが、日本版に比べて若干違いが見られます。
土曜日は、日本では楽しくおしゃべりですがロシアでは故人への思いを語り合っています。
というか、この「一週間」という曲は確かに「ぶんぶんぶん」のように大意を失わずに日本でも親しまれ歌い続けられていますが、
明らかに現代日本において子供が歌うには想像しずらい・・・泣
1900年代前半のロシア帝国時代に親しまれた楽曲というのを頭に刷り込んでおかないと、なかなか歌い辛い曲になっています。
このロシアの楽曲、なかなか他にはない雰囲気をもった曲が多くあります。
次回は「ロシア楽曲」の話題で頑張って書いていきたいと思います。
それでは、ピロシキ~!