書店に行けばおなかを下す【現象名:青木まりこ現象】(後編)
昨日に引き続き、書店に行くとなぜか便意を催す怪現象「青木まりこ現象」について、唱えられた説を記述していきます!
(昨日の記事も合わせて見て下さい!)
<姿勢説>
立ち読みの姿勢、つまり直立姿勢あるいは少し俯きの姿勢から手に持っている書物を一点に見つめる所作が便意を生じさせるという説です。
また、ゆっくり歩いて立ち止まる。時折腰を屈める。という繰り返しが原因とされる推測も存在します。
確かに、静かな時間が流れ且つ個々人がおのおの没頭するまるで半公衆性の中という曖昧な空間の中じっとしていたり緩やかな動作を続けていると胃腸もどう振る舞って良いか分からず不具合を起こしてしまうかもしれません。
ですが博物館とかも似たような環境ですが、あまり「青木まりこ現象」は聞きませんし私自身博物館もよく行きますが強烈な経験はしたことがありません。
<視線説>
瞼を開く際に使う筋肉は交感神経で、閉じる際に筋肉を緩めるときは副交感神経がそれぞれ優位に働くようです。
俯きがちに本を読む場合、瞼はどちらかというと伏し目がちになり副交感神経が優位に働いた結果、リラックス状態となるため便通が促されるというものです。
比較的有力な説とされているそうですが、むしろ私は姿勢説よりも懐疑的です。だって電車でスマホいじってる人たちはみんなもじもじ我慢しているでしょうか?
<幸福否定説>
これは理解するのが難しいです。
臨床心理士の笠原敏雄という方が唱える説で、氏が言う「幸福否定」とは「嬉しさに繋がる気持ち(=幸福)を意識するとそれに対する無意識の抵抗(=否定)が身体の症状として表れる」ということです。
つまり、幸福否定説にとって「青木まりこ現象」はその表出結果の一例ということになります。
本屋で欲しい本あるいは関心を抱く本が存在すると想像する状況が、その人にとって幸福であると認識した場合身体は無意識にその幸福から遠ざけようと試みるそうです。
確かに、これならスーパーマーケットやレンタルビデオ店で似たような状況が惹起されるのも道理が通っているような気がします。
実際私もTSUTAYAで何度も腹痛に襲われた経験が、本屋と同じくらい存在します。
つまり、瞬間的な幸せの予感に対して体が防衛反応や拒絶反応をとることで、心身合わせて体のバランス体のバランスをとるのではないでしょうか。
昨日も書きましたが、体はつくづくツンデレですね(笑)
他にも瞑想や霊力といったオカルトチックな説が存在していますが、本に霊力があるとかどこのヴワル魔法図書館だよ。
むしろだからパチュリーは病弱説・・・?
こう考えると霊力説が自分の中で濃厚になってきました。